債務に苦しむ人にとって、誰かにその問題を打ち明けることは借金問題解決への大きな一歩といえます。
多くの人は家族にも友人にも打ち明けられずに悩み続けているかもしれません。
しかしこうした借金問題をたくさん見てきて、適切なアドバイスをしてくれるのは家族や友人よりも、専門の弁護士などかもしれません。
弁護士を間にはさんで債務整理をすることによって、借金完済への目処が立ったという人はたくさんいることでしょう。
特に民事再生や自己破産まで行かずとも、任意整理をして一旦落ち着いて立て直すことは可能なのです。
もしかするとそうした話しをすでに聞いて任意整理を考えておられる方も多いかもしれません。
では、任意整理を考えている場合、用意しておくべきものにはなにがあるでしょうか。
どのようにすれば良い準備ができますか。
まず弁護士に相談に行く段階できちんと用意していくべきものがあります。
運転免許証などの自身の身分証明書、取引のある金融業者の名称、取引開始日や現在までの返済状況、負債残高がわかるもの、そして利用明細や領収証といったものも用意しておきましょう。
さらに自身の現在の収入がわかるものも準備しておくべきです。
そして実際に任意整理が始まった場合は、各金融業者のカード類やあなた自身の住民票、さらには自分の預貯金の通帳なども準備する必要があります。
「準備しなければいけないもの色々あって大変そうだ」と不安に思う必要はありません。
相談先の弁護士事務所や司法書士がきちんとサポートしてくれますので、順番に必要なものを揃えていけばなにも問題はありません。
自己破産のように借金を帳消してもらう代わりに財産を手放すという趣旨のことでもありませんし、同時に今あなたが借金の取立てなどに困っているのであれば、こうした債務整理の手順を踏むことによって、弁護士の権限で取り立てを止めることができます。
ぜひとも前向きに考えるべきものなのです。